糖尿病でも運転を楽しみたい方必見！自動車運転について

糖尿病を患い、足の痺れなどで自動車運転に不安を感じることはありませんか？低血糖を起こしやすい方は、特に注意が必要です。今回は、糖尿病の方でも運転を楽しむポイントをご紹介します！

糖尿病神経障害の重い方の中には、足の感覚の低下や筋力の低下などで、アクセルやブレーキペダルの操作がしにくくなることがあります。

自動車を運転する際のブレーキやアクセルは足で操作するイメージをお持ちの方も多いですが、手動で操作ができる運転補助装置を利用することで、快適に運転を楽しむことができます。

糖尿病患者で足切断や足の感覚が低下している方は、ぜひお試しください。

足が不自由な方を中心に注目を集めているのが、アクセルとブレーキを左手で操作できる運転補助装置です。アクセルやブレーキを手で操作できるシステムは、活動範囲を広げることができます。

これらの技術には非常に大きな期待がされており、今後も技術が洗練されていくこと間違いありません。ニコ・ドライブが提供している「ハンドコントロール」は、コントロールグリップを手前に引くとアクセル、前方へ押すとブレーキが作動します。

シンプルな操作により、安定した姿勢での運転を実現しています。

糖尿病の薬を飲んでいる方が運転の際に気をつけたいこと

インスリンやスルホニル尿素薬などを服用している方は、その副作用で低血糖になることがあります。低血糖に陥ると脳の判断能力が鈍るため、普段から予防策をたてておきましょう。特に空腹時や運動後は低血糖になりやすいことがわかっていますので、日頃からどのような食事内容、運動状況だと低血糖になりやすいのかを記録しておくと、運転時の不安も軽くできるかもしれません。

また、運転前に血糖測定を行うのも一つの手です。血糖値が低いときは運転をしない、または糖分を摂取してから運転を開始しましょう。長距離の運転では必ず休憩をはさみ、低血糖になっても早急に対処できるよう、ブドウ糖を含む食べ物や飲み物を常備しておきます。すぐに血糖値を上げる飴玉やジュース、ゆるやかに血糖値を上げて長時間キープするチーズやビスケットなど、いくつか用意しておくと安心です。

万が一、運転中に低血糖に陥ってしまった場合は、ハザードランプをつけて安全な場所に停車します。糖分を補給し、十分に血糖値が上昇したのを確認してから運転を再開してください。運転をする日は、時間に余裕をもって行動することが大切です。

道路交通法に関して、糖尿病のことについて触れていることをご存知でしょうか。道路交通法の改正によって、運転免許を与えない、あるいは保留する人に該当する症状として、無自覚性低血糖が加えられました。これは、運転をする上でのリスクへの配慮であり、運転を控えるべき症状になりえると判断されたためです。

しかし、低血糖の方の多くは問題なく運転することができ、低血糖を起こす症状がある場合でも、自分で対応できる場合には運転が可能です。免許の取得や更新が可能かどうか、またそのための条件や必要書類については、各都道府県警察で運転適性相談を受け付けていますので、事前に相談することをおすすめします。