新幹線の座席は運によるところが大きい
こんにちは。nikodriverの白倉栄一です。新幹線に乗る機会が多いわけではありませんが、品川駅から乗車した東海道新幹線と東京駅から乗車した東北新幹線についてお伝えします。もし何かの参考になっていただければと思います。
空いているのであれば多目的室の利用がおすすめ
新幹線については、飛行機のようにネットでチケットを購入することができません。一般の方はできるのですが、ハンディキャップを持っている人については、残念ながらみどりの窓口での購入のみとなっております。
飛行機であればネットで購入して、その後、航空会社の「お体不自由デスク」に電話をすることで、座りやすい席などを相談することができ、安心して利用することができます。ところが新幹線はすべてみどりの窓口対応になっているために、わざわざ事前に行かなければならない点が不便です。
さらにみどりの窓口はかなり混雑するだけでなく、車椅子利用における新幹線のチケット購入にも時間がかかることが多いのが難点です。JRにも問い合わせをしましたが、ネット購入の予定はないとのこと。今後は利用者の利便性を図ってくれることを願うばかりです。
今回は品川~新大阪までの2時間半の道のりなので、指定券を購入しました。乗車区間が短い場合は、あえて指定席を購入しないときもあります。今回希望していたのは、以前新大阪に行ったときと同様に、「多目的室」を利用したいと思っていました。
ちなみに「多目的室」とは東海道新幹線の11号車に設置されており、車椅子利用者または具合の悪いお客さまのための個室になっております。その個室は座席がベッドにもなるタイプです。
「多目的室」の有無は車掌さんに確認した方が確実
JR品川駅のみどりの窓口の担当の方が、関係各所へ連絡しても朝の忙しい時間帯でしたので全く連絡がとれず、30分待っても多目的室についての回答がありませんでした。これ以上待ってもしょうがないと判断して、いざ乗り込むことにしました。品川駅で案内をしてくれた駅員さんによると、みどりの窓口でなくても車掌さんに依頼すれば空いていれば確保できるとのこと。実際に乗車後にやってきた車掌さんに「多目的室」を利用したいと伝えたところ、空きがあったのでどうぞご利用くださいとおっしゃってくれました。
運がよく行きも帰りも「多目的室」を利用することができて、リラックスしながら新幹線に乗車することができました。当日であればみどりの窓口に依頼するよりも、直接車掌さんに伝える方が早いと思います。なぜなら車掌さんは車内の予約状況を誰よりも把握しているからだと思います。
東海道新幹線は「車椅子利用=11号車」と覚えておいた方がいい
ちなみに新幹線の車掌さんは1人ではありません。数人の車掌さんが乗車していると思います。自分から探しに行きたいところですが、車椅子だと通路が狭いために、別の号車へ行くのは不可能です。そのため、もしどうしても多目的室を利用するのであれば、11号車へ乗車することをおすすめします。しかし、多目的室が空いていない場合は、トイレ付近で過ごすことになってしまうので覚悟も必要です。
次は東京駅から東北新幹線(JR東日本)を利用しましたのでご紹介します。こちらはJR東海ではないために、先ほどとは対応が違うことにご注意ください。
JR東京駅は巨大マンモス駅なので慣れるまでに時間がかかる
前回はJR品川駅でしたが、今回はJR東京駅です。東京駅ははっきり言って難しいです。巨大マンモス駅なだけに駅の掲示板を見ても、「JR東海道山陽新幹線のりば」と記載していますが、「JR東北新幹線のりば」というものは一切ありません。東京駅ではJR東日本全体を一括りで「JR線のりば」と掲載しています。東京駅は東海道山陽新幹線だけがJR東海ですが、それ以外はJR東日本です。ここでかなり迷いました。何度も行っている人は分かりますが、慣れるまで時間がかかるでしょう。
次にみどりの窓口へ行きます。みどりの窓口は混んでいるため、最低15分位は並ぶと想定したほうがいいでしょう。窓口で乗車券・特急券を購入しますが、次に発車する新幹線への乗車にはOKが出ません。駅員さんのサポートする時間もあるため、20・30分後の新幹線になってしまいます。そこがネックになるので、余裕をもった行動が必要になるでしょう。そして車椅子利用の際には、自分の事情を相手にきちんと伝えることを忘れないようにしましょう。
多目的室が空いているかどうかは運のみ
どの席にするか?なぜなら何も知らないで車椅子で座れる席をお願いしますと言ってしまうと、トイレのない車両などや車椅子置き場のないような席を案内されてしまう可能性があります。車椅子から席に乗り移って座っていくのか車椅子のまま乗っていくのか、トイレがそばにあるのかをきちんと伝えた方がいいと思います。残念ながらこちらが発しないと、トイレのない車両に乗ってしまうこともよくあります。
東海道山陽新幹線と同様に、東北新幹線においても車掌さんに確認をとれば手配をすることができます。東海道山陽新幹線の場合は、空いている場合は快くどうぞご利用くださいと言ってくださいますが、東北新幹線の場合は、「授乳される方や急病の方がいらっしゃったら部屋から出ていただくことがありますがそれでもよろしいですか?」と確認があります。
どうしても使いたいのであればご用意しますというようにも聞こえてきます。もちろん授乳される方や急病の方を優先すべきなのは分かりますが、快くどうぞというような感じは、毎回見受けられません。これはJR各社の対応の違いです。
東北新幹線の多目的室は東海道山陽新幹線に比べてちょっと狭い
あとは東北新幹線の多目的室は東海道山陽新幹線に比べて狭い点です。今回は「はやぶさ」と「はやて」を利用しましたが同じ造りでした。車椅子から席への乗り移りはちょっと難しいかもしれません。
その他については、東海道新幹線同様に、多目的室に入ると車内販売は一切来ませんので、予め駅弁やお菓子などを購入しておくことをおすすめします。こういったことは、何度か利用していたらコツがわかってくると思います。まだまだ利用しにくい点はありますが、新幹線を利用することで、旅行先が広がることを願っています。
※重要なお知らせ
ブログの内容につきましては、弊社からみなさまへの情報提供とさせていただいております。
こちらのブログについて、お電話でのお問い合わせはご遠慮いただいておりますので何卒ご了承くださいませ。新幹線につきましてはJRさまへお問い合わせくださいますよう、お願い申し上げます。
弊社へのお電話でのお問い合わせは、弊社製品に関することのみとさせていただいております。
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