バリアフリーになっているスポットをいかにネットで調べるかがカギ
こんにちは。nikodriverの白倉栄一です。クルマに乗って日本1周したのが1年半前のこと。「バリアだらけだったでしょう?」とよく多くの人から聞かれますが、日本国内は意外とバリアフリーなスポットが多いと思います。バリアフリー法の施行によって、公共性の高い場所(公共交通機関・高速道路のSA・PA・公共施設・病院・大型商業施設・観光地など)はバリアフリー化が徐々に進んできております。
車椅子でも行きやすいジャンルを絞ることでバリアフリースポットに行きつける
日本1周を思い切って行ってみようと思えば、「何とかなる!」というのが私の経験です。だからといって行こうと思う場所ならどこでも大丈夫かといえば、残念ながらそうではありません。階段がなくてスロープだったとしても、そのスロープの勾配において、車椅子ユーザーが1人で上ることだけでなく、介助の方がいても難しいようなスポットは、各地に点在します。そのため世の中において、バリアフリーが整っていないところはたくさんあります。でもある程度のポイントなどを絞っていくことでかなり楽しめる旅行になると思っています。
ポイントは、ジャンルを絞る点です。車椅子ユーザーである私にとって難しいのは、どうしても物理的なバリアです。段差がある・階段がある・身障者用駐車スペースがない・多機能トイレがないなどは行く事のできない場所になってしまいがちです。古い建物は難しいものの、近代的な建物であるならば、大体大丈夫でしょう。そのため博物館・美術館などは行けるスポットが多いと思います。しかも都道府県や市町村で運営しているところは、ほぼ大丈夫な構造になっています。
歴史的建造物などは車椅子での利用が難しい
最近は歴史が好きな人が多いと思いますが、歴史博物館であるならば大丈夫だと思いますが、歴史的建造物は難しいことが多いようです。例えば、お城のようなスポットは難攻不落で作られているために、車椅子で行けるところはあまり見つからないでしょう。その中で天守閣までバリアフリーになっていたのは、大阪城くらいです。最近、リニューアルした姫路城でも車椅子ユーザーが1人で行くには難しいスポットになっています。また神社・寺なども入口から階段になっていたり、砂利道になっていたり、石畳があったりして、車椅子走行では厳しい場合もあります。
バリアフリーになっているスポットのおすすめはタワーや水族館
次に景色を見たいと思う場合ですが、例えば、山の頂上などから街を見下ろすようなところは、ケーブルカー・ロープウェイで行く事になるでしょう。でも実際には車椅子利用可かどうかは半々です。ネットで事前に調べたり、事業者へ直接電話をかけて確認をしたほうがいいでしょう。その中でも、神戸や箱根のロープウェイにおいては、車椅子でも気軽に乗れるように対応されております。しかも景色がとてもきれいなので、間違いなく感動できるスポットになっています。ぜひとも一度利用してみて下さい。おすすめです。
全国のタワー・高層ビルなどは、ほとんどバリアフリーになっております。全日本タワー協議会に加盟している20のタワーのうち、私は17のタワーを制覇しました。全国各地にはタワーやビルなどがたくさんあるので、街並みをじっくり眺めるのはとても楽しめます。普段から低い目線なので高い目線から眺めるのは本当に清々しい気分になるでしょう。私は車椅子生活になってから、とにかく高いところから下を眺めるのが大好きです。
無理をして死亡事故に発展したケースもある
その他でいれば、水族館もおすすめです。室内に展示されていることもあってバリアフリーのところが多いように感じます。動物園・植物園などは屋外にあるのでアップダウンが多いので、車椅子の走行に自信がなければかなり疲れるでしょうし、勾配が激しいところもあるので注意が必要です。あとは、遊園地などは、乗りたい乗り物はほとんど乗れません。無理をしてジェットコースターのようなスリルのあるアトラクションに乗って、死亡事故になってしまったケースも過去にありました。もし楽しむのであればショーなどのアトラクションだと思います。
私のおすすめは全国にある花鳥園。フクロウと一緒に記念撮影もできます
私のおすすめは全国各地にある花鳥園です。神戸花鳥園(兵庫県)・掛川花鳥園(静岡県)・松江フォーゲルパーク(島根県)・富士花鳥園(静岡県)など、フクロウなどの猛禽類をはじめとして、ペンギンなどの動物も身近に接することができて、とても楽しいスポットです。また花鳥園なだけに鳥だけでなく花も見事です。ぜひともおすすめです。
バリアフリー化が整っていないことにガックリするよりも、整っているスポットに行っていかに楽しむかがストレスを感じさせないポイントだと長年の経験から思っております。もちろんもっと多くの施設がバリアフリー化になるとうれしいのですが、コストの課題もあるために簡単にはいかないのでしょう。でも日本1周をしてみて、行けるスポットはたくさんありますので、ぜひともいろいろと探してみて下さい。きっと楽しめるスポットはあるはずです。いかに情報を手に入れることができるかによって、車椅子での生活は楽しくなるでしょう。
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