2018/09/20

障害者の旅行時の宿泊に注意すべきポイントとは?

意外と見つけにくいバリアフリールーム?

こんにちは。nikodriverの白倉栄一です。今回お伝えするのは、車椅子利用者における宿泊予約についてです。最近は、外国人旅行客も多くなっていることもあり、首都圏以外でも全国各地の観光地のほとんどは、日本人すら見かけないようなことも出てきている状況です。そしてどこの観光地も並ばなくては見ることができないようなところばかりになってきています。それだけにもちろん宿泊施設についても、当然確保するのが大変になります。

 

ちょうど1年半前に日本1周をしていた私ですが、その中で一番大変だったのが「宿探し」でした。今では、金・土曜の宿泊はなかなか予約できないことが多い中で、バリアフリールームにおいても同様な状況が発生しておりました。そのため金・土曜の宿泊には十分注意が必要ではないかと思われますので、かなり早い段階から金・土曜の宿泊は、予約しておくことをおすすめします。

ある程度余裕をもたないと予約できない状況になってきている

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なぜなら私が日本1周をしていた27日間において、金・土曜日の宿泊予約には大変困りました。日本1周する前におおよそ何日目にはどこに行くといった計画を立てましたが、クルマでいったとはいえかなりの体力を消耗したため、予定していた宿泊地までたどり着かないケースもたびたびありました。逆にここまで行っておいた方が楽になるといったケースもありました。

 

まさに私が好きな番組「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」のように、行けるところまで目指すような企画にしていました。たださすがに当日予約はもし予約がとれなかったら、クルマの中で寝泊まりしなければならないことから、できるだけ2・3日前には予約するような体制を組んでおりました。ところが、金・土曜の宿泊予約はなかなか空きがないものです。特に金曜日は宿泊施設に何軒電話しても「満室です」といった回答でした。

秋田と鹿児島で感じた宿泊確保のピンチ

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まず東日本を旅行していた時の「秋田」で遭遇しました。秋田市周辺の宿泊施設でバリアフリールームを設置してあるところは6軒。ひたすら連絡したものの6軒とも満室。ただ唯一の1軒だけが、仮予約をいれてある宿があり、もしかしたらキャンセルされるのでは?との事でした。ただキャンセルが出るか待っているだけではどうしようもないので、それ以外の方法を考えました。

金曜と土曜日は予約を入れておかないと泊まるところがなくなる恐れもあり

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もし秋田で宿泊先が見つからなかったら、翌日の目的地である新潟に行くにはどうするのか考えました。さすがに秋田~新潟間は300キロ近くあり、しかも高速道路は完全開通しておらず、ところどころで高速道と一般道を通るような時間がかかるルートでした。さすがに秋田で宿泊できないからといってさらに新潟まで行くのは困難であり、その中間にあった鶴岡もしくは行先を変更して山形に変えようかとも検討しておりました。

 

それでも鶴岡・山形までも150キロ以上かかる場所であり、明らかにピンチでしたが、運がよく夕方にキャンセルが出て、宿泊にこぎつけてホッとしました。さらに鹿児島でも同様なことが発生しました。鹿児島市内のバリアフリールームは全滅。1軒だけは高級なホテルで駐車場がないところでした。

 

かなりの重い荷物を所持しているのに、駐車場がないのはとても厳しかったです。自分で探すにしても知らない土地で身障者用駐車スペースを探すことがどれだけ困難なのか?不安になってしまい、別の宿泊施設を探しました。何とか鹿児島県と宮崎県の県境にある宿泊施設がバリアフリールームをもっていたので助かりました。

バリアフリールームの争奪戦がすでに始まっている

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今まではかなり楽勝だと思われていた宿泊も、従来とはかなり違う展開になっています。外国人だけでなく、車椅子利用者も以前に比べて、社会のインフラが整ってきたこともあり、外出しやすくなっています。さらに超高齢化社会にも突入しているので、バリアフリールームの争奪戦のような攻防が見られているともいえるのかもしれません。

 

私としては2度もアクシデントになりかけたこともあり、その次の週の金曜日の大阪宿泊だけはできるだけ早めに予約をしておきました。せっかく旅行のスケジュールを組んでいても、泊まるところがなくなってしまっては、旅行自体が成立しなくなってしまうことも考えられます。そのために金・土曜日の予約には十分注意したいものです。車椅子利用者にとって宿泊施設は、一般の人のようにどこでもOKとはいかないことが多いと思います。そのためにも野宿・車中泊にならないことを願いたいものです。

あと2年でどこまでバリアフリールームが増えるのか?

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また高齢化社会に伴い車椅子利用者が増えていきますし、東京オリンピック・パラリンピック開催における外国人車椅子利用者のためにも、バリアフリールームの数および整備が進むことを願っております。でも現実はまだまだ数・内容ともに充実度が欠けている現状になっており、東京オリンピック・パラリンピック開催までのあと2年間で、どこまで増えて行くのか不安な点があることも事実です。ぜひとも当事者の声や体験などを通して、「使えるバリアフリールーム」の充実を願っております。