手動式アクセル・ブレーキ装置「ハンドコントロール」を使った自動車の運転ガイドライン
本年、弊社では40名を超えるお客様に体験運転のご案内をさせていただきました。すでに手動運転補助装置を使った運転歴が長い方もいらっしゃれば、リハビリ病院を退院してすぐで手動装置は初めて触る、という方もいらっしゃいます。中でも、初めての方からは、下記のようなご意見を頂戴することが多かったです。
「リハビリ病院を退院して免許試験場に行ったら手動式アクセルブレーキという条件の運転免許になったのだけど、実際問題、その装置の使い方や、運転の方法をどこで教わったら良いかわからない」
「ニコドライブのハンドコントロールが自分の身体の状態で使える装置なのか、確かめたいとかねてから思っていた」
「今まで両手でハンドルを握っていたのが、これからは右手だけのハンドル操作になるので、この感覚に慣れなきゃいけないことをもっとはやくから気づいていればよかった」
また、教習所にお納めする際には指導員の方にご説明したり、下肢に不自由を持つ患者さんを担当される病院の作業療法士の方々にご説明する際、たくさんのご意見を伺ました。
「下肢に障害をお持ちの方のための、手でアクセルブレーキというものを見たことがなく、どのような点を配慮して運転教習をすると良いのでしょうか」
「運転の再開を望んでいる患者さんが相談に来ているが、装置のことはカタログ等で伝えられても、具体的にどのような運転操作になるかをご案内できなかった」
そこで、お客様に体験運転をして頂いた経験や、自動車の運転に関わるお仕事、医療関係のお仕事の方からの質問を元に、「このような運転方法を意識して頂ければ、よりスムーズに、安全に、手動装置を使って自動車の運転をして頂けるだろう」という視点から5つの動画を作成いたしました。
運転の方法をお伝えします。
ハンドコントロールを利用した運転を安全に行っていただくための新しい動画です。youtubeで公開しております。視聴していただきやすいよう、5つに分けました。それぞれ3分程度となっています。すでに手動装置をご利用になられている方も、これからハンドコントロールを利用したいとお考えの方も、御覧ください。ご自身の運転の参考にして頂ければ幸いです。
運転時の姿勢について
安定して座位を保持できるようにするための座席の調整方法や、バランス良い姿勢を維持して運転する方法を案内しています。
低速走行の利用について
クリープ現象を利用した、低速での安全運転方法をご案内しています。
片手でのハンドル操作について
アクセル・ブレーキは手動装置を利用して左手で操作するため、ハンドル操作が右手片手になります。スムーズにハンドル操作を行う方法をご案内しています。
各種レバーの操作について
ハンドル操作に続き、各種レバーの操作について、工夫して操作する方法をご案内しています。
自動車の停止と発進について
赤信号や一時停止標識での停止、また、停止状態からの発進方法をご案内しています。
まとめ
手動装置を初めて利用するという方や、患者さんや教習生さんにご案内をすることがある方は、これらの動画をご覧頂いたあと実際に運転席に座って調整をしてみたり、片手だけでハンドル操作をするイメージ練習などをして頂けるとよろしいかと存じます。
手動運転補助装置はアクセルとブレーキの操作をアシストするものです。工夫次第で、より良い状態で、自動車を快適に運転することが可能になります。
装置に関する質問や「こういうときどうするの?」といった疑問などがございましたら、遠慮なくお気軽に弊社までお問い合わせ下さい。
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