こんにちは、ニコ・ドライブの金子です(‘-’)
みなさんは、身体障害を持つ方や高齢の方の送迎に用いる自動車をなんと呼びますか?「福祉車両」や「送迎車」でしょうか。では、身体障害を持つ方が自ら運転する車はなんと呼びますか?こちらも「福祉車両」でしょうか。最近私が聞いた呼び名の中で、一番印象に残っているのは「障害者の車」です。
「障害者の車」なんて呼ばないで
最近巷では、障害を障がいや障碍と表記したり、言葉の表現についての議論が盛んです。しかし今回私がお話ししたいのは内容は少し違います。(「障害者の車」もキツイ響きですけどね)
「障害者の車」には「送迎式」と「自操式」2種類あるんです
一般的に福祉車両と言えば、送迎式のものを思い浮かべる方が多いと思います。しかし、ニコ・ドライブでは、一般社団法人 日本福祉車輌協会の表記に従い、送迎に特化したタイプの福祉車両を送迎式福祉車両、そしてもう一つ、身体の状態に応じた装置がついており、障害を持つ方が自ら運転する車両を自操式福祉車両と呼んでいます。弊社のハンドコントロールがついた車両も自操式福祉車両ですね。
福祉車両≠送迎だけじゃないんです
送迎式福祉車両や自操式福祉車両という名前は、あくまで単なる呼び方です。法律がこの言葉を定義している訳ではありません。しかし一般的な「福祉車両=送迎=障害を持つ方は送迎される」という根強いイメージを払拭すためにも、手動運転装置メーカーの一員として、しっかりとこの2つの福祉車両を区別し、より良い表現を心がけていく事が大切だと考えています。
「障害者の車」を「自操式福祉車両」「送迎式福祉車両」と呼んでみよう
さて今回は、福祉車両の呼び方についてのお話でした。なぜ私たちがこんなに「呼び方」にこだわるのか。続いては、自操式福祉車両の価値のお話です。