いつもありがとうございます。生産・開発担当の東方です。
先日、都内のホテルの会場にて、一般社団法人 日本福祉車輌協会の納涼会に参加しました。
これから日本は福祉が重要な国になっていく、ということが一般的に言われておりますが、
何をどうしたら良いのか、というのはあまり意識できないですよね。
日本福祉車両協会、また、その会員の会社さん、賛助会員の会社さんは、
自動車・車両を通じてどうやって世の中の福祉に貢献していくかということを
真剣に考え、学び、実行していく団体であります。
福祉車両というのは大きく分けて、介護タイプ(送迎車など)と、自操タイプとあります。
我々ニコ・ドライブは自操式タイプのカテゴリー、
つまり、障害を持つ方々が自分で運転するための装置、
特に手動運転装置を製造・販売している会社であり、
もちろん日本福祉車両協会の賛助会員です。
ゲストに、アイススレッジホッケーのバンクーバー五輪銀メダリスト、
上原大佑さんがお越しになり、アイススレッジホッケーへの取り組み、
2010年のパラリンピックの話、ご自身の現在の活動、などをお話くださいました。
上原大祐公式ブログ「沢山の笑顔を作って、沢山の笑顔に出会う」
特に印象的だったのは、スポーツをするのに必ず自動車を使う、というところです。
まず、健常者と違う点として、まず車いすが荷物のひとつとなること。
車いすを積み込み、さらにアイススレッジホッケーの道具を積み込み、
必ず、自動車でスケートリンクに移動する、という事情です。
言われてみれば確かにその通りなのですが、
言われてみるまで実感できないというのが健常者ということもまた、大きな気づきでした。
そんな上原さんは、自分で自動車を運転して練習場に通う、とのことでした。
現状、車いすの人が自動車に乗るということは、免許の取得から始まって、
自操式自動車の調達などハードルが高いのもまた事実であり、課題です。
私たちニコ・ドライブの手動運転装置は工事が不要で取り付け簡単。
必ず多くの人の役に立つと信じています。
本編の終了後、懇親会の風景を少しだけご紹介。
なんと、8月1日にちょうど誕生日の会員さんが!
きれいな花束のサプライズ!
上原さんと、弊社代表の神村とのツーショット!
移動の歓びを多くの方に提供するべく、気を引き締めて取り組んでまいります。