2018/04/09

車椅子利用者がテーブル脚の種類で店を選ぶ理由とは

飲食業の方必見、車椅子利用者がテーブル脚の種類で店を選ぶ理由

こんにちは、nikodriverのHumioです。
さて、レストランのテーブルの脚には様々な種類があり、車いすにとっての使い勝手は変わってきます。
テーブルの脚がどのようになっているか普通は気にしないと思いますが、車いすではとても気になります。
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使いやすいテーブル脚

使いやすいのは4本脚タイプ

テーブルの4隅に脚がついているタイプです。なぜ使いやすいかは、使いにくい脚で説明しますが、これでも完ぺきではありません。テーブルが高いか低いかは食べやすさにつながるので、何となく想像していただけるかもしれません。4本脚タイプでは、テーブルの高さだけではなくて、厚みが問題です。
よく天板の下に補強のためか7~8cmの桟(横木)があります。天板+桟の厚みが床からテーブル下までの高さとなり、車いすが入れるかどうかが決まります。この厚みに気が付かないで入ると膝をぶつけたり、すりむいたりしますので、4本脚には注意が必要です。

使いにくい脚

丸ベースの脚

丸ベースとは、比較的小さめのテーブル(テーブルの形は、四角とか丸)で、テーブルの中央から少し太めの柱が下に伸び、床に着くところが丸いお盆のようになっているタイプです。一見、テーブルの端より奥にあるので、問題なさそうですが、このお盆のような台が意外と大きいのです。テーブルと身体は適度な距離をとることによって食べやすさが違ってきます。
適度な距離は人によって違うと思いますが、私の場合は約10cmくらいです。
10cmまで、近づこうとしたときに、このお盆状の台が前輪にぶつかり前にいけません。20cmくらい離れてしまうと、何とも落ち着かない状態で食べなければならないので、居心地が悪いです。また、通路側にもはみ出たように感じて、車いすの後ろを通る人に迷惑になっていないかと常に気になります。対策?ありません。あるとすれば、お店の一番奥で、あまり人が通らないところですが、期待はできませんし、距離が縮むわけではありません。

角ベースの脚

角ベースは、もうお分かりかと思いますが、お盆のような丸い台の形が四角になっただけで使いにくさは同じです。この対策も同じで、できるだけ早くお店から出ます。身体とテーブルの距離が遠いと常に腕を伸ばす動作をするため、かなり疲れます。

三角ベース

これは、雨傘を少し開いたような形の脚です。一見、足元が広く見えますが、3本脚が広がっているため、フットレスト(足を乗せる台)が邪魔になり、やはり身体はあまり近づけません。この対策も同じですね。

布で隠れた脚

式場とか、中華などではテーブルクロスで覆われている場合がありますが、このときは布の上から脚の位置を確認して、どこに入るか決めることになりますが、名札とか、人数によってはなかなかうまく場所取りができず他の人と調整が必要になります。

以外に困るぞこんなケース

立食式の食事会で困る

手動車いすは、両手で漕ぐので片手で持って移動することはかなり難しいことになります。かなり難しいと書いたのは、片手でお皿やグラスを持って、もう片方で右と左のリングを交互に漕ぐという技を使うことができます。かなり上手な人もいますが、片方ずつ漕ぐので、まっすぐに進むことや、行きたい方向に曲がることは、なかなか思うようにいきません。だからといって、料理の前で食べ続けるほどの勇気はありません(小心者か?)
うーん。なんかいつも損した気分になってしまいます。立食は、そもそもがっちり食べるスタイルではないので、いいかぁ…

立ち食いそばも困る

駅のホーム近くとか、お腹が空いているときはちょっと寄りたくなりますね。ただ、立って食べるようになっているので、どんぶりを持って食べるようになりますが、熱いのでどんぶりの底と渕をかなり不安定な格好で持ちます。
早く食べないと持っているのが疲れるし、熱くて早く食べられないし(猫舌です)、食べたいなと思いながら通り過ぎてしまいますね。

焼肉屋さんのテーブルも困る

焼肉屋さんのテーブルも形によっては困ります。足元で煙を処理するタイプは、足元にほとんど余裕がないですね。
車いすを横付けするしかないですが、この状態で90度横を向いて食べるのも結構キツイものがあります。もちろん通常の椅子のところもあるので、焼肉というとテーブルの形で選ぶことになります。
味ではなくて、テーブルの形で選ぶことになるとは、お店の人は分からないだろうな。

レストラン選びは、テーブルの脚

レストラン選びはいろいろなサイトで、メニューとか雰囲気とか金額などで選ぶと思うのですが、私は、店内写真で脚の形を見ています。
あっ!テーブルの脚ですよ。
でも、雰囲気を出すためか、テーブルの脚は暗くて見えないところが多いですね。店内に10テーブル以上あるお店では、脚の形が違うテーブルがあるとこともあるので、予約などを入れる場合は、聞いてみると安心かもしれません。

こうなるといいなぁ

街ブラしながら、美味しそうなお店や、珍しいお店に入ってみたいですよね。
ただ、その前に、段差をチェック、入口の広さをチェック、ドアが開いた瞬間に店内段差をチェック、もう一つテーブルの脚をチェック。
大丈夫そうだなと思ったら、順番待ちに並ぶか入ります。どうしても同じお店に行くようになってしまうのですが、このようにチェック、チェック・・・が面倒なだけで、メニューとか外観の雰囲気だけで入れたらいいなと思います。
メニューと一緒に店内様子もわかる写真か、イラストが表示されていると分かりやすいと思うのですがね。

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